アルコールを飲むことによって起こることと、深い瞑想によって起こることは、一見似ている。
しかし、実際には正反対の動きとなる。
アルコールは表層に働きかけるが、深い瞑想は奥深く中心で起こる。
アルコールは外に向かいマインドから転げ落ちるが、
瞑想は中心に向かいマインドを超えて上昇する。
アルコールは心地悪いものから逃避することで本来の自己から離れるが、
瞑想はまさに心地悪いもの中へと飛び込み中心へと向かう。
アルコールを飲む人は、本当は瞑想によって起こることを求めているのかもしれない。
しかし、外を探すことしか知らず、
心地よくないものから逃避することしか知らぬため、
アルコールへ向かっているのかもしれない。
だとすれば、瞑想が薬になる。
深い瞑想によって起こることを体験したら、アルコールによって起こることは偽物だと分かる。
そして、心地よくないものを受け入れることで変容されることを体験するなら、アルコールは不要となる。
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